2026.04 / AI実践道場 第3回 / 全8回
鑑別診断・治療壁打ち・匿名化テクニック
岡本 賢 / 小児科 教育研修センター
AIは「もう一人のレジデント」。参考にはするが、鵜呑みにしない。最終判断は必ず医師が行う。
「AIが間違えることがある」ではなく「AIは間違える」が正しい前提。
鑑別診断のダブルチェックと治療選択肢の整理
自分の鑑別リストを先に提示する。白紙で聞くより「見落としはないか」と聞く方が有用。
「あ、これは考えていなかった」が最大の価値。
AIの回答をそのまま採用するのではなく、臨床判断の「素材」として使う。
最終的に何を選ぶかは、患者の希望や他の要因も含めて医師が判断する。
コンサルテーションの回答をそのまま信じないのと同じ。
医療情報をAIに安全に入力するための必須テクニック
| NG:入力してはいけない | OK:匿名化済み |
|---|---|
| 田中太郎さん(53歳男性) | 50代男性 |
| 患者ID: A-123456 | (削除) |
| 2026/3/15 ○○病院に入院 | 入院X日目 |
| 主治医の鈴木先生から紹介 | 前医から紹介 |
| HbA1c 8.2%, Cr 1.8, BUN 42, ... | HbA1c 8%台, 腎機能低下あり |
カルテメモ
山田花子さん、67歳女性。3/10に当院呼吸器内科から転科。肺炎後に腎機能悪化。Cr 3.2(入院時1.0)。
匿名化済み
60代女性。肺炎で入院加療中、入院後に腎機能悪化。Cr 3.2(入院時1.0)。利尿薬使用中。
壁打ち | 鑑別のダブルチェック、治療選択肢の整理
検証 | 根拠確認、裏取り、複数AI比較
匿名化 | 削除、曖昧化、テンプレート化
書類作成を
10倍速に
紹介状・退院サマリー・診断書
ハンズオン回:PC持参推奨
岡本 賢 / 小児科 教育研修センター