となりのAI ・ 実装シリーズ ・ 第7回 / 全13枚 / 目安 約15分
使い方
- スライド1枚=1ブロック。見出しで画面と照合してから読む。
- 太字=そこだけ少し強調。
( )=間や所作のメモ(読まない)。 【 】=アドリブ枠(空欄)。当日、ご自身の言葉で入れる所。中の小さな字=ヒント(読まない)。⏸=視聴者が手を止める合図。画面に出す。- 🔧=実機確認待ちの差し替え枠(型v2)。実機通しで打つ文言・言い回しを確定してから埋める。
- この回から共通語2語を初めて出す:運転席3レバーとAgent Loop。名前を付ける瞬間を丁寧に。
- 前提:橋ミニ回でClaude Codeはインストール済み。ここは「入っている状態」から始まる。
1|タイトル|チャットから、相棒(Claude Code)へ
(ゆっくり、落ち着いて)
皆さん、こんにちは。
『となりのAI』、実装シリーズの第7回です。岡本です。
【 任意・つかみ:橋の回で相棒を迎えたあとの一言/実際に触ってみた感想など 】
今日は、大きな引っ越しの回です。
これまでチャットの中にいた道具を、自分のPCに、ファイルとして下ろす。
そういう一日です。
2|前回からの引き継ぎ|記録は残った。でも——
(前回の完成画面を出す)
第6回で、私たちは最初の山を越えました。
閉じても消えない記録を、自分の手で作った。
出題して、採点して、結果が残る。ここまで来ました。
🔧(B0の不満:第6回のstorage判定C次第で言い回しを確定)
ただ、あのとき、最後にこうお伝えしました。
その記録は、あの画面の中だけにある。端末を変えると、続きに会えない。
育てようにも、一枚の画面の中では、大きくは育てられない。だから、道具を自分のPCに下ろしましょう、と。
そして橋の回で、相棒は、もうあなたのパソコンに入っています。
迎えるところまでは、済んでいる。
今日は、その相棒の机に、道具そのものを移します。
3|今日の一勝|道具を、自分のパソコンに「置く」
(一勝を宣言。ここは強く)
今日の到達点は、一つです。
これまでの道具を、自分のパソコンの中に、ファイルとして持つ。
そして、会話しながら、その道具を作り変えられる状態になる。
チャットの中の道具は、外来で使う一枚の紙でした。
今日からは、机の上に、資料を広げた状態になります。
広げれば、書き込めるし、並べ替えられる。道具が、育てられる形になる。
15分ほど、お付き合いください。
4|運転席3レバー|任せる範囲は、自分で決める
(初めての命名。ゆっくり、画面のレバーを指しながら)
ここで、これから何度も出てくる言葉を、一つ置きます。
相棒の運転席には、レバーが3本あります。
どのモデルに頼むか。どれくらい深く考えさせるか。どこまで自分で確認するか。
この3本を、運転席3レバーと呼びます。
今日は、真ん中より少し右に置きます。
作るのは相棒に任せる。でも、変わった中身は、自分の目で見て承認する。
ぜんぶ任せもしないし、ぜんぶ自分でやりもしない。この位置から始めます。
5|Agent Loop|相棒は「回して」働く
(画面で、調べる→動く→確かめる、が回る様子)
もう一つ、名前を付けます。
相棒は、一発で答えを出すのではありません。
調べて、動いて、確かめる。 これをぐるぐる回しながら、仕事を進めます。
この回転を、Agent Loopと呼びます。
大事なのは、この回転の最後の「確かめる」に、私たちが入ることです。
相棒が回して、人が確かめる。
医師が検査を出して、結果を自分で解釈するのと、同じ形です。
6|実演|紙を、机に移す
(岡本が実演。Artifactsのコードを相棒の机へ)
(コード脱感作:流れても読まなくていい、と先に言う)
では、実際に移してみます。
画面に、コードがざっと流れます。
でも、読まなくて大丈夫です。 一行ずつ理解する必要はありません。
今日見てほしいのは、中身ではなく、「紙が、机に移った」という事実だけです。
🔧(移植の打つ文言:Artifacts→ローカルの最短手順を実機で確定してから確定)
相棒には、こう頼みます。
【 実機確認後に確定:貼り付けたコードを、このフォルダの中でファイルに分けて保存し、ブラウザで開いて動く形にしてください。 】
(動いたら、一拍おく)
はい。これで、道具が机の上に乗りました。
7|⏸①|出てきた「差分」を、一つだけ自分の言葉で
(⏸を画面に。視聴者が手を止める)
ここで、一度止まります。⏸
相棒が何かを変えると、差分——どこが変わったか——が表示されます。
その中から一か所だけ選んで、「これは何をしたのか」を、声に出して説明してみてください。
うまく言えたら、それで合格です。
別の題材で来ている方も同じです。自分の道具の差分を、一つ、自分の言葉にできたら、次に進めます。
8|差分を診る|どちらのdiffなら、承認できるか
(2択スライド。答えはB)
差分の読み方を、医師の形にしておきます。
(2択を出す)
A:何が変わったか、うまく説明できない。
B:一行ずつ、自分の言葉で「ここはこうなった」と言える。
承認していいのは、Bです。
Aは、少し前の自分。説明できないコードは、先へ進めない。
これは、根拠の分からない検査結果を、そのままカルテに書かないのと、同じ作法です。
差分を読む、というのは、検査結果の差分を読むのと、同じことなんです。
9|⏸②|名前を、自分に分かる言葉に
(変数名を1つ書き換えさせる)
もう一つ、手を動かします。⏸
コードの中の名前を、一つだけ、自分に分かる言葉に変えてもらいます。
(画面で、変える前と後を見せる)
相棒には、こう頼みます。
コードの中の名前を、一つ、私に分かる言葉に変えてください。変える名前は「◯◯」から「△△」へ。変えたあとも、同じように動くことを確認してください。
(動いたら)
名前が変わって、それでも動く。
これで、このコードは、もう他人のものではなく、自分の道具になりました。
10|安全ライン|説明できる状態でだけ、進む
(safebar。短く、しかしはっきり)
今日の安全ラインを、一つだけ。
道具は、自分のパソコンの中にあります。
だからこそ、中身を自分で説明できる状態のときだけ、先へ進めます。
そして、当たり前ですが、患者情報は、最初から入れません。
自分の学習用の道具に、実在の誰かは、一人も登場させない。
この線は、今日も、この先もずっと、同じです。
11|今日の勝ち|相棒が、机に着いた
(Before/After。チャットの中/机の上)
振り返ります。
今日、道具は、チャットの中から、自分のパソコンの机の上に移りました。
一枚の紙が、広げられる資料になった。
そして、差分を読んで承認する、名前を自分のものにする——相棒の運転席に、初めて座りました。
12|次回への引き|机が広がると、次の不満が出る
(次回の不満を予告)
ただ、机の上で道具を育て始めると、すぐに次の壁が来ます。
機能を一つ足そうとすると、複数のファイルを、またいで触る必要が出てくる。
一枚の紙のときには、なかった悩みです。
次回、第8回。
自分のパソコンのファイルを、AIに触らせる。
複数のファイルをまたいで、機能を一つ、足してみます。
13|締め|今日の一語
(Agent Loopを一度だけ反復して終える)
最後に、今日の言葉を一つだけ、持って帰ってください。
Agent Loop。 相棒は、調べて、動いて、確かめる、を回している。
その最後の「確かめる」に、いつも自分が入る。
それができていれば、大丈夫です。
あせらず、ゴロゴロしながら。
それでは、また来週。今日は、ありがとうございました。
制作メモ(原稿→スライド化のために)
- 状態:読み原稿ドラフト(2026-07-18)。叩き台の7ビートから展開。実機確認2箇所(🔧)を残す。
- 🔧①スライド2 B0:第6回storage判定Cで「端末を変えると会えない」の言い回しを確定。
- 🔧②スライド6:Artifacts→ローカル移植の最短手順が確定したら、打つ文言を実文に差し替え。
- スライド割り:13枚。運転席3レバー(S4)とAgent Loop(S5)は命名スライドとして図解主役に。
- 別題材レーン:S7で「別題材の人も、自分の道具の差分を一つ言葉にできたら合格」を一言(原稿反映済み)。
- 次工程:この原稿が確定したら slides/07-aibou/script.md へ移し、デッキ化(ampl-studio)。