となりのAI ・ 実装シリーズ ・ 第8回 / 全13枚 / 目安 約15分
使い方
- スライド1枚=1ブロック。太字=少し強調。
( )=所作メモ(読まない)。【 】=アドリブ枠。⏸=視聴者が手を止める合図。 - 🔧=実機確認待ちの差し替え枠。CLAUDE.mdの現行仕様(置き場所・自動で読まれるか・作成を頼めるか)と、変更ファイル一覧の表示を実機で確認してから確定。
- この回の新しい負荷は一つだけ:複数ファイルの変更を追う。差分の見方は第7回で済んでいる。
- この回で共通語をもう一つ出す:CLAUDE.md(申し送りノート)。前回のAgent Loop・運転席3レバーに続く3語目。ただし負荷は増やさない——名前を置いて、最後に1行書かせるだけ。
1|タイトル|自分のPCのファイルを、AIに触らせる
(落ち着いて)
皆さん、こんにちは。『となりのAI』、実装シリーズの第8回です。岡本です。
【 任意・つかみ:前回、道具をPCに移してみて感じたことなど 】
前回、道具を自分のパソコンの机に移しました。
今日は、その道具に、機能を一つ、足します。
2|前回からの引き継ぎ|机は広がった。次は「足す」
(前回の完成状態を出す)
第7回で、道具は机の上に乗りました。
差分を読んで承認する、名前を自分のものにする。相棒の運転席に、初めて座りました。
今日は、その机の上で、機能を一つ足します。
ただ、ここで一つ、新しいことが起きます。
機能を足そうとすると、複数のファイルを、またいで触ることになる。
一枚の紙のときには、なかった話です。
3|今日の一勝|またいで、一つ足す
(一勝を宣言)
今日、目指すのは、一つです。
複数のファイルになったドリルに、機能を一つ足す。
たとえば、「もう一問」ボタン。あるいは、間違えた問題だけ、もう一度出す。
何でも構いません。一つ、足せたら、今日は勝ちです。
運転席は、真ん中に置きます。
方針を決めるのは自分。手を動かすのは相棒。 ただし、条件が一つあります。
4|運転席|追えない変更は、承認しない
(前回のslider語彙を引き継ぐ)
条件は、これです。
どこを触ったか、追えない変更は、承認しない。
あなたは、方針を決める人です。相棒が、手を動かす。
でも、相棒が何をどう変えたのか、自分で追えなくなったら、そこで止める。
握る範囲を、前回より一段、増やします。構造に触る回だからです。
5|CLAUDE.md|机に置く、申し送りノート
(3語目の命名。ゆっくり)
🔧(CLAUDE.mdの現行仕様を実機で確認して図解確定)
ここで、新しい言葉を一つ置きます。
ファイルが増えてくると、困ることが出てきます。
相棒に、毎回、同じ前提を説明し直すことになる。「この道具はこういうものです」と、何度も。
そこで、机の上に、申し送りノートを一枚置きます。
名前は、CLAUDE.md。
当直の申し送りと、同じです。次に入る人が、それを読めば、前提が分かる。
相棒も、働く前にこれを読んでから、動きます。
(負荷は増やさない。名前を置くだけ、と伝える)
今日は、名前を覚えるだけで十分です。書くのは、最後に一行だけ。
6|実演→⏸①|注文書を、一行書く
(mini-PRDの再登場。第5回の型)
では、機能を足します。まず、注文書です。
(岡本がmini-PRDを一行書いて見せる)
第5回で使った、あの注文の型を、もう一度使います。型は、育てて使い回すものです。
ここで止まります。⏸
足したい機能を、一つだけ、一行で書いてみてください。
足したい機能:◯◯
一行、書けたら合格です。
7|診る|どちらなら、変更を追えるか
(2択スライド。答えはA)
足す前に、進め方を選びます。
(2択を出す)
A:一つずつ頼んで、そのつど、動きを確かめる。
B:機能を五つ、まとめて頼む。
追えるのは、Aです。
検査も、薬も、一度にぜんぶ変えたら、何が効いたのか分からなくなる。
一回に、一つだけ変える。 これは、診療の作法と、まったく同じです。
8|⏸②|足させて、どこを触ったか追う
(機能追加→動作確認の実演)
🔧(変更ファイル一覧の表示を実機で確認して確定)
では、頼みます。⏸
この道具に、次の機能を一つ足してください:「◯◯」。終わったら、変更したファイルと、何をしたかを、一覧で教えてください。
(動いたら)
出てきた一覧を見ます。どのファイルの、どこを触ったか。
機能が動いていて、触った場所も追える。両方そろって、はじめて承認します。
9|安全ライン|申し送りノートにも、患者は書かない
(safebar。ここは強めに)
今日の安全ラインです。
触らせるのは、自分の学習用のファイルだけです。患者情報は、入れません。
そしてもう一つ。申し送りノート(CLAUDE.md)にも、患者情報は書かない。
ここは、相棒が毎回読む場所です。
毎回読まれる場所は、いちばん漏れやすい場所でもある。だから、いちばん気をつけます。
10|今日の勝ち|またいで、足せた
(Before/After)
振り返ります。
今日、複数のファイルをまたいで、機能を一つ、足しました。
一回に一つ、変える。触った場所を、追う。
そして、机の上に、申し送りノートを一枚、置きました。
別題材で来た方も、自分の道具に、機能を一つ足せたら、合格です。
11|⏸/B6|ノートに、一行だけ残す
(CLAUDE.mdに1行書かせる。⏸は増やさず、この1行だけ)
🔧(打つ文言はCLAUDE.md仕様確定後に実文へ)
最後に、その申し送りノートに、一行だけ書いてもらいます。
机の上のCLAUDE.mdに、この道具が何のためのものかを、一行で書いておいてください。
(書けたら)
次からは、相棒が、働く前にこの一行を読みます。
「この道具は、こういうものだ」と分かった上で、動くようになります。
12|次回への引き|足せる。でも、壊すのが怖い
(次回の不満を予告)
機能が足せるようになると、すぐに、次の気持ちが出てきます。
大胆に触るほど、「壊したら戻せない」のが、怖くなる。
思い切って改造したいのに、手が止まる。
次回、第9回。
セーブポイントを作ります。 いつでも戻せる安心を、手に入れます。
13|締め|今日の一語
(CLAUDE.mdを一度反復して終える)
今日の言葉は、CLAUDE.md、申し送りノートです。
相棒に、毎回同じ説明をしなくていいように、机に一枚、置いておく。
当直の申し送りと、同じです。
あせらず、ゴロゴロしながら。
それでは、また来週。今日は、ありがとうございました。
制作メモ
- 状態:読み原稿ドラフト(2026-07-18)。実機確認(🔧)=CLAUDE.md現行仕様・変更ファイル一覧表示・打つ文言。
- 命名スライド:S5(CLAUDE.md=申し送りノート)を図解主役に。当直の申し送りの比喩図。
- 別題材レーン:S11で「自分の道具に機能を一つ足せたら合格」を一言(原稿反映済み)。
- 第5回の注文書3行との接続を明示済み(S6・型の再利用)。
- 次工程:確定後 slides/08-files/script.md へ。