となりのAI ・ 実装シリーズ ・ 第9回 / 全12枚 / 目安 約15分
使い方
- スライド1枚=1ブロック。太字=少し強調。
( )=所作メモ(読まない)。【 】=アドリブ枠。⏸=視聴者が手を止める合図。 - 🔧=実機確認待ちの差し替え枠。Git未管理から「セーブして」で初期化まで通るか、復元手順の現行UIを実機で確認してから確定。
- この回の新しい負荷はGitの概念を一つだけ。用語は「セーブ」だけで通す。 commit・リポジトリ等の語は、この回では増やさない。
- 関連:Git番外編3本と用語を揃える(番外2「Gitはセーブ機能」と同じ比喩)。
1|タイトル|セーブポイントを作る
(落ち着いて)
皆さん、こんにちは。『となりのAI』、実装シリーズの第9回です。岡本です。
【 任意・つかみ:前回機能を足してみて、こわごわ触った感じなど 】
今日は、いつでも戻れる安心を、手に入れます。
2|前回からの引き継ぎ|足せる。でも、こわい
(前回の状態を出す)
前回、機能を足せるようになりました。
でも、正直なところ、こう思ったはずです。
大胆に触ると、壊してしまいそうで、こわい。
思い切った改造をしたいのに、手が止まる。
その、こわさを、今日、なくします。
3|今日の一勝|わざと壊して、自力で戻す
(一勝を宣言。ここははっきり)
今日の到達点は、少し変わっています。
わざと壊して、セーブから、自分で戻す。
うまくいくのを見せるのではなく、一度、壊れるところまで行きます。
そして、自分の手で、元に戻す。ここまでやって、今日は勝ちです。
4|運転席|セーブがあるから、挑める
(Git=RPGのセーブの比喩図)
なぜ、セーブなのか。
ゲームを思い出してください。セーブがあるから、ボス戦に挑めます。
負けても、さっきの場所からやり直せる。だから、思い切って挑める。
道具づくりも、同じです。
戻せる場所があるから、大胆に改造できる。
運転席は真ん中。壊れるかもしれない操作の前には、必ず人が承認します。
5|実演→⏸①|一回、セーブする
(セーブの実演。履歴に1点残る画面まで)
🔧(「セーブして」で初期化まで通るか、履歴の残り方を実機で確認)
では、まず、今の状態をセーブします。
(岡本がセーブして見せる。履歴に一点、残るところまで)
相棒には、こう頼みます。
今の状態をセーブしてください。セーブの名前は「クイズが動く完成形」でお願いします。
ここで止まります。⏸
自分のドリルを、一回、セーブしてみてください。
履歴に、一点、残ったら合格です。
6|診る|どちらのセーブが、上手いか
(2択スライド。答えはA)
セーブには、上手い下手があります。
(2択を出す)
A:「クイズが三問動く状態」と、名前を付ける。
B:「セーブして」だけ。
上手いのは、Aです。
Bは、あとで見たときに、何の状態だったのか、分からなくなる。
セーブの名前は、カルテの見出しと同じです。
あとから読んで分かる記載にする。説明できないことは、書かない。同じ作法です。
7|実演→⏸②|わざと壊して、戻す
(先に失敗を見せる。壊れた画面→復元)
🔧(復元手順の現行UI・所要時間を実機で確認)
では、いよいよ、壊します。
(岡本がわざと壊して見せる。動かなくなった画面)
まず、わざと動かなくします。
わざと、この道具が動かなくなる変更を、一つ入れてください。
(壊れたのを確認してから、戻す)
セーブ「クイズが動く完成形」の状態に、戻してください。
(戻ったら、一拍)
ここで止まります。⏸
自分のドリルで、壊して、戻す。 元に戻ったら、合格です。
8|安全ライン|まだ、手元だけ
(safebar)
今日の安全ラインです。
セーブした道具は、まだ、公開の場所には置きません。 手元だけです。
そして、説明できないコードは、セーブしない。 中身が分からないものを、記録に確定させない。
患者情報は、当然、入れません。
セーブする、というのは、カルテに記載を確定させるのと、似ています。
確定させる前に、自分で説明できるか。そこを、いつも通します。
9|今日の勝ち|戻せる安心を持った
(Before/After)
今日の勝ちを、確かめます。
今日、わざと壊して、セーブから、自分で戻しました。
名前を付けてセーブする。壊れても、戻せる。
戻せる安心を、手に入れました。
10|次回への引き|戻せると、実データで試したくなる
(次回の不満を予告。ここは少し声を落とす)
戻せる安心を持つと、次に、こういう気持ちが出てきます。
ここまで来たら、実際のデータで、試してみたくなる。
でも——その瞬間が、いちばん危ないんです。
戻せるからと、思い切って、入れてはいけないものを入れてしまう。
次回、第10回。
安全を、癖ではなく、仕組みで固めます。
11|番外への案内|Gitをもっと知りたい人へ
(番外編への導線。任意)
今日は、「セーブ」という言葉だけで通しました。
その裏側にある、Gitという仕組みを、もっと知りたくなった方へ。
番外編で、じっくり扱っています。 気になったら、そちらへ。
本編では、これ以上は増やしません。「セーブ」で、十分先へ進めます。
12|締め|今日の一語
(穏やかに終える)
今日の言葉は、セーブです。
セーブがあるから、大胆に挑める。
名前を付けて、あとから読めるようにしておく。
それだけで、こわさは、ずいぶん小さくなります。
あせらず、ゴロゴロしながら。
それでは、また来週。今日は、ありがとうございました。
制作メモ
- 状態:読み原稿ドラフト(2026-07-18)。実機確認(🔧)=初期化まで通るか・履歴の残り方・復元手順UI。
- 命名スライド:S4(Git=RPGのセーブ)を図解主役に。
- ふとみ式「先に失敗を見せる」=S7で壊す実演を先に(装置4)。
- 別題材レーン:「自分の道具を壊して戻せたら合格」(S7に含意・必要なら明示追加)。
- 用語規律:この回は「セーブ」のみ。commit/リポジトリは出さない(番外編で扱う)。
- 次工程:確定後 slides/09-git/script.md へ。