となりのAI ・ 実装シリーズ ・ 第10回 / 全13枚 / 目安 約15分
使い方
- スライド1枚=1ブロック。太字=少し強調。
( )=所作メモ(読まない)。【 】=アドリブ枠。⏸=視聴者が手を止める合図。 - 🔧=実機確認待ちの差し替え枠。チェック依頼が「疑わしい行の一覧」を返すか、B6の言い回し(第6回storage判定Cに波及)を確認してから確定。
- ⚠️=収録前ゲート(この回だけ必須):法規名の文言は本人+medical-fact-checkで一次監修。叩き台の名称はプレースホルダ。
- この回の新しい負荷は公開前チェックの習慣。チェックリストは配布物——自作させない。
- 連載の安全アークの中心。番外C(守らせる=Hooks)の入口。
1|タイトル|安全に使う
(落ち着いて。しかし、芯を持って)
皆さん、こんにちは。『となりのAI』、実装シリーズの第10回です。岡本です。
【 任意・つかみ:実データを触りたくなった経験など 】
今日は、連載の中でも、特に大事な回です。
AIに任せる範囲を、初めて、狭める。 そういう回です。
2|前回からの引き継ぎ|試したくなる。そこが危ない
(前回の終わりを受ける)
前回、戻せる安心を持ちました。
そうすると、実際のデータで試したくなる。でも、そこが、いちばん危ない。
道具が育つほど、つい、本物を入れたくなる。
今日は、その一線を、癖ではなく、判断で引けるようにします。
3|今日の一勝|ゼロを、自分で判定する
(一勝を宣言)
今日、できるようになることは、これです。
公開前のチェックを、自分のドリルに当てて、PHIと鍵の混入がゼロだと、自分で判定する。
AIに下調べは頼みます。でも、「ゼロです」と言うのは、自分です。
4|運転席|初めて、左に倒す
(slider図。左に倒す初の回)
今日の運転席は、これまでと違います。
初めて、レバーを左に倒します。 AIに任せる範囲を、狭める回です。
線を引くのは、人間。ここだけは、相棒に委ねません。
便利さを一段、あえて手放す。そういう判断を、今日は練習します。
5|⏸①|出してはいけないものを、一か所
(自分のコードから目視で探す)
では、止まります。⏸
自分のコードの中に、「外に出してはいけないもの」が混じっていないか。
一か所だけ、自分の目で探してみてください。
(岡本が実演。目視で一か所指す)
ここは、あえてAIに頼りません。自分で見る練習です。
一か所、確認できたら、次へ。
6|診る|どちらが、出してはいけないものか
(2択スライド。答えはB)
線を、はっきりさせます。
(2択を出す)
A:疾患の一般的な知識。教科書に載っている話。
B:APIキーと、患者のイニシャル。
出してはいけないのは、Bです。
一般知識は、出せる。鍵と、個人は、出せない。
公開する、というのは、病棟の外に情報を出す行為です。
退院サマリで、何を書き、何を伏せるか。あの判断と、同じです。
そして——AIには、これがカルテ情報か、公開情報か、判断できません。 だから、線を引くのは、人間です。
7|⏸②|チェックリストを、全部当てる
(配布物を当てる。ゼロ判定)
🔧(チェック依頼が「疑わしい行の一覧」を返すか実機で確認)
では、チェックリストを当てます。⏸
(配布物を画面に。※自作させない。配る)
まず、AIに下調べを頼みます。
このコードの中に、APIキー・パスワード・個人名・患者情報にあたるものが含まれていないか確認して、疑わしい行を一覧で教えてください。最終判断は、私がします。
出てきた一覧を、自分の目で確かめる。
そして、配布リストの項目に、自分でチェックを入れる。全部そろって、「ゼロ判定」です。
8|B4補|法規は、名前と存在だけ
(法規名スライド。30秒で通す)
⚠️(収録前ゲート:法規名は本人+medical-fact-checkで一次監修。以下はプレースホルダ)
一つだけ、名前と、存在だけ、お伝えします。深くは立ち入りません。
【 個人情報保護法/医療情報システムの安全管理に関するガイドライン/いわゆる3省2ガイドライン/所属施設の規程——名称・版は監修後に確定 】
作ること自体より、何を入力するかが、線です。
実際の患者情報を入れる使い方は、施設のルールと、ガイドラインの世界。
今日は、「そういう世界がある」と知っておけば、十分です。
9|安全ライン|この回そのものが、安全ライン
(safebar)
今日は、回まるごとが安全ラインです。
一つだけ、持ち帰ってください。
本番導入は、必ず、施設のルールを確認してから。
道具を作る自由と、実データを入れる判断は、別のものです。
10|今日の勝ち|何を出さないか、言語化できた
(Before/After)
振り返ります。
今日、「外に出してはいけないもの」を、自分の言葉で、線引きできました。
一般知識は出せる。鍵と、個人は、出せない。
そして、チェックリストで、ゼロを自分で判定できました。
11|番外Cへの案内|癖でなく、仕組みで守る
(番外編への導線)
今日は、チェックを「当てる」ところまでやりました。
でも、毎回、手で確認するのは、続きません。
癖ではなく、仕組みで守る——検問を、自動で置く話は、
番外編「4つの動詞で、手なずける」の、守らせるで扱います。気になったら、そちらへ。
12|次回への引き|記録は、まだ端末の中だけ
(次回の不満を予告)
🔧(第6回storage判定Cで言い回しを確定。account同期なら別の不満へ差し替え)
安全の線が引けたところで、次の不満です。
記録は、まだ、自分の端末の中だけにあります。
端末を跨ぐと、消えてしまう。
次回、第11回。
記録を、外に、安全に残します。ここから、少し賢い段に入ります。
13|締め|今日の一語
(芯を持って終える)
今日の一語は、線を引くのは、人間です。
AIは、カルテ情報か公開情報か、判断できない。
だから、最後にゼロと言うのは、いつも自分。
この一線が、この先ずっと、あなたを守ります。
あせらず、ゴロゴロしながら。
それでは、また来週。今日は、ありがとうございました。
制作メモ
- 状態:読み原稿ドラフト(2026-07-18)。⚠️法規名の一次監修(本人+medical-fact-check)は収録前必須ゲート。
- 🔧=チェック依頼の実挙動・B6言い回し(storage判定C)。
- 配布物「公開前チェックリスト」(別ファイル)をB4で当てる。自作させない。
- 2026-07-17確定:法規は名前と存在のみ・本編30秒・各1行説明は入れない。
- 番外Cへの接続(S11)。
- 次工程:確定後 slides/10-safety/script.md へ。