この台本は下書きです。レビュー中のため、公開時には内容が変わります。 読み原稿版: 2026-07-18

第10回 ・ 台本下書き

安全に使う

となりのAI ・ 実装シリーズ ・ 第10回 / 全13枚 / 目安 約15分

使い方


1|タイトル|安全に使う

(落ち着いて。しかし、芯を持って)

皆さん、こんにちは。『となりのAI』、実装シリーズの第10回です。岡本です。

【 任意・つかみ:実データを触りたくなった経験など 】

今日は、連載の中でも、特に大事な回です。

AIに任せる範囲を、初めて、狭める。 そういう回です。


2|前回からの引き継ぎ|試したくなる。そこが危ない

(前回の終わりを受ける)

前回、戻せる安心を持ちました。

そうすると、実際のデータで試したくなる。でも、そこが、いちばん危ない。

道具が育つほど、つい、本物を入れたくなる。

今日は、その一線を、癖ではなく、判断で引けるようにします。


3|今日の一勝|ゼロを、自分で判定する

(一勝を宣言)

今日、できるようになることは、これです。

公開前のチェックを、自分のドリルに当てて、PHIと鍵の混入がゼロだと、自分で判定する。

AIに下調べは頼みます。でも、「ゼロです」と言うのは、自分です。


4|運転席|初めて、左に倒す

(slider図。左に倒す初の回)

今日の運転席は、これまでと違います。

初めて、レバーを左に倒します。 AIに任せる範囲を、狭める回です。

線を引くのは、人間。ここだけは、相棒に委ねません。

便利さを一段、あえて手放す。そういう判断を、今日は練習します。


5|⏸①|出してはいけないものを、一か所

(自分のコードから目視で探す)

では、止まります。⏸

自分のコードの中に、「外に出してはいけないもの」が混じっていないか。

一か所だけ、自分の目で探してみてください。

(岡本が実演。目視で一か所指す)

ここは、あえてAIに頼りません。自分で見る練習です。

一か所、確認できたら、次へ。


6|診る|どちらが、出してはいけないものか

(2択スライド。答えはB)

線を、はっきりさせます。

(2択を出す)

A:疾患の一般的な知識。教科書に載っている話。

B:APIキーと、患者のイニシャル。

出してはいけないのは、Bです。

一般知識は、出せる。鍵と、個人は、出せない。

公開する、というのは、病棟の外に情報を出す行為です。

退院サマリで、何を書き、何を伏せるか。あの判断と、同じです。

そして——AIには、これがカルテ情報か、公開情報か、判断できません。 だから、線を引くのは、人間です。


7|⏸②|チェックリストを、全部当てる

(配布物を当てる。ゼロ判定)

🔧(チェック依頼が「疑わしい行の一覧」を返すか実機で確認)

では、チェックリストを当てます。⏸

(配布物を画面に。※自作させない。配る)

まず、AIに下調べを頼みます。

このコードの中に、APIキー・パスワード・個人名・患者情報にあたるものが含まれていないか確認して、疑わしい行を一覧で教えてください。最終判断は、私がします。

出てきた一覧を、自分の目で確かめる。

そして、配布リストの項目に、自分でチェックを入れる。全部そろって、「ゼロ判定」です。


8|B4補|法規は、名前と存在だけ

(法規名スライド。30秒で通す)

⚠️(収録前ゲート:法規名は本人+medical-fact-checkで一次監修。以下はプレースホルダ)

一つだけ、名前と、存在だけ、お伝えします。深くは立ち入りません。

【 個人情報保護法/医療情報システムの安全管理に関するガイドライン/いわゆる3省2ガイドライン/所属施設の規程——名称・版は監修後に確定 】

作ること自体より、何を入力するかが、線です。

実際の患者情報を入れる使い方は、施設のルールと、ガイドラインの世界。

今日は、「そういう世界がある」と知っておけば、十分です。


9|安全ライン|この回そのものが、安全ライン

(safebar)

今日は、回まるごとが安全ラインです。

一つだけ、持ち帰ってください。

本番導入は、必ず、施設のルールを確認してから。

道具を作る自由と、実データを入れる判断は、別のものです。


10|今日の勝ち|何を出さないか、言語化できた

(Before/After)

振り返ります。

今日、「外に出してはいけないもの」を、自分の言葉で、線引きできました。

一般知識は出せる。鍵と、個人は、出せない。

そして、チェックリストで、ゼロを自分で判定できました。


11|番外Cへの案内|癖でなく、仕組みで守る

(番外編への導線)

今日は、チェックを「当てる」ところまでやりました。

でも、毎回、手で確認するのは、続きません。

癖ではなく、仕組みで守る——検問を、自動で置く話は、

番外編「4つの動詞で、手なずける」の、守らせるで扱います。気になったら、そちらへ。


12|次回への引き|記録は、まだ端末の中だけ

(次回の不満を予告)

🔧(第6回storage判定Cで言い回しを確定。account同期なら別の不満へ差し替え)

安全の線が引けたところで、次の不満です。

記録は、まだ、自分の端末の中だけにあります。

端末を跨ぐと、消えてしまう。

次回、第11回。

記録を、外に、安全に残します。ここから、少し賢い段に入ります。


13|締め|今日の一語

(芯を持って終える)

今日の一語は、線を引くのは、人間です。

AIは、カルテ情報か公開情報か、判断できない。

だから、最後にゼロと言うのは、いつも自分。

この一線が、この先ずっと、あなたを守ります。

あせらず、ゴロゴロしながら。

それでは、また来週。今日は、ありがとうございました。


制作メモ