となりのAI ・ 実装シリーズ

溺れない

医師のための、自分のペースのつくり方。
進化が速すぎて疲れた人へ。今日は、肩の力を抜く回。

となりのAI ・ 実装シリーズ ・ 4つの情報戦略
となりのAIAI Fatigue

その疲れ、ありませんか

  • 進化が速すぎて、ニュースもSNSも、もう見てられない。
  • 新しいツールが毎週出て、どれを試せばいいのか分からない。
  • 課金して試しているけど、これで合っているのか、自信がない。

まじめな人ほど消耗する。抜けがあると気になる、医師にとても多い。

情報が多すぎて追えない
となりのAINot Your Fault

最初に、これを

その疲れは、
あなたの能力不足では、ない。

これは、社会の構造の問題です。誰がやっても、まじめにやるほど、疲れるようにできている。だから、自分を責めなくていい。

となりのAIFive Causes

なぜ、構造的に疲れるのか

  • 01速すぎる。毎週・毎日、新機能。脳が追いつかない。
  • 02多すぎる。選ぶだけで疲れる。
  • 03期待値インフレ。使えている人はSNSのごく一部(3割ほど・総務省2025)。
  • 04役割が変わった。AIの下書きを確認する仕事が増えた。
  • 05できることがギザギザ。どこまで信じていいか分からない(→右)。
ジャグドフロンティア:得意と苦手がギザギザ
となりのAIThe Illusion

「自分だけ、遅れている」。これは、錯覚です。

氷山:水面上に見えるのは一部、水面下に大多数。自分だけ遅れているは錯覚

生成AIを使ったことがある人は約3割(総務省 令和7年版 情報通信白書)。できている一部の人が声を上げているだけで、SNSを見て焦る必要も、人と比べて落ち込む必要も、ありません。

となりのAIFrom History

この疲れは、新しくない

パソコンが広まった1984年、心理学者クレイグ・ブロッドが「テクノストレス」と名づけ、以来ずっと研究されてきました。

つまり、AIだけの新しい問題ではない。人類が何十年も付き合ってきた、古いテーマです。あなただけが苦しいわけではない。

テクノストレス ・ 5つの型

処理しきれない/私生活に入り込む/複雑で覚えられない/仕事を奪われる不安/学んでもすぐ古びる。

となりのAIFour Strategies

情報の波には、4つの戦略

4つの情報戦略:スキル開発・フィルタリング・専門家にまかせる・距離を置く

どれも正解。ジムと同じで、走るのも筋トレもヨガも正しい。自分に合うものを選べばいい。

となりのAIChoose Your Guide

まかせるなら、誰を選ぶか

信頼できる発信者には、3つの目印があります。これ、私たちが論文を読むときの目と、まったく同じです。

目印 1
一次情報を見ている。又聞きでなく、原典に当たっている。
目印 2
判断の軸を、はっきり言う。何を勧め、何を勧めないかが明確。
目印 3
利害を開示している。宣伝はPRと言う。立場を隠さない。
となりのAIThe Turn ・ 核心

大事なのは、入れるより、出す

アウトプットが先、必要なインプットを決める

何を、どこで出したいか。それが決まって、はじめて何を入れるかが決まる。まず問うのは「何を出したいか」。

となりのAI実演 ・ 出す
▶ 私の画面 ・ LIVE

走り書きを、そのまま「出す」

Claude ・ 診療のあいまに
この走り書きを、保護者向けの分かりやすいお知らせにして:「来月から木曜午後は予約制、当日キャンセルは電話で」
考え中
CLAUDE
【外来予約のお願い】来月より、木曜の午後は予約制となります。当日のキャンセルは、お手数ですがお電話でご連絡ください。ご協力をお願いいたします。
実演 ・ アウトプット

頭の中の走り書きを、出せる形にするだけ。集めるより、まず出す。

1メモをそのまま渡す
2出た文を、自分の言葉で直す
3その場で、配れる
▲ 本番は岡本さんの実画面(ライブ画面共有)に差し替え
となりのAIFour Levels

あなたは、どのレベルでいたいか

4つのレベル:愛好家・実務で使う・院内で広める・発信する

どれが偉い、ではない。大半はLv3(実務で使う)で十分。自分が、どこにいたいか。それだけです。

となりのAIYou're Not Me

今日、いちばん伝えたいこと

プロの真似を、
しなくていい。

私は毎日、休日も情報を追っています。それが仕事だから。でも大半は、レベル3で十分。いちばん疲れるのは、自分と違うレベルの人と比べること。それが、いちばん無駄です。

となりのAIFour Bins

情報は、4つの棚に分ける

情報の4つの棚:採用・試す・保存・捨てる

全部を追わなくていい。来た情報を棚に分ける。これだけで、ずいぶん楽になります。

となりのAIDon't Overreach

自分のレベルより上を、入れない

コップ:出す場の大きさ分だけ入れる。入れすぎると、あふれて溺れる

出す場がないのに情報だけ集めても、ただ「詳しいだけ」になって疲れる。出す場に合わせて入れる。それが、溺れないコツです。

となりのAIRising Naturally

階段は、無理に上らなくていい

Lv3
診療で
使う
→
Lv2
院内で
頼られる
→
Lv1
声が
かかる

出していれば、レベルは自然に上がっていく。私自身も、狙ったわけではありません。ちょっと使って発信したら、たまたま広がって、依頼が来た。出した結果として、次が来る。順番は、いつもそうです。

となりのAITake Home

溺れない、順番

  • 01何を出したいかを決める。アウトプットが先。
  • 02自分のレベルを決める。
  • 03それに合う戦略を選ぶ。スキル開発/フィルタ/まかせる/距離を置く。

この順番なら、溺れません。逆に、情報集めから始めると、波に飲まれます。

安全ライン 出すときも、これだけは。患者情報は入れない。出てきた数字は、必ず確認する。
となりのAIYour Turn

今日の宿題は、ひとつだけ

「これは、追わない」を、
ひとつ決める。

全部を追うのを、やめる。関係ないものは、見ない。そして、その罪悪感を手放す。自分のペースで、いい。楽しいところだけ、やっていく。それで、十分です。

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