となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ

発展編 発1「体験」

話しかけたら、アプリが出てきた日

おかけん(岡本 賢)

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ1 / 8
となりのAIExperience

話しかけるだけで、アプリが動く時代になった

Claude.ai ─ 入力

「解熱薬の計算ツールを作って」

外来前の20分。ちょっと魔が差して打ってみた。

収録時に実画面に差し替え

Artifact ─ 数十秒後

解熱薬 1回量 計算

体重(kg):12

120 mg 〜 180 mg

アセトアミノフェン換算。使用は医師の指示に従う。

画面の右側に、動くアプリがぬるっと出てきた。

収録時に実画面に差し替え

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ2 / 8
となりのAIVibe Coding

Vibe Coding

教科書の山はいらない。
日本語で1分。

正しい学習の順番が、逆になった

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ3 / 8
となりのAIWhy Doctors Can

医師の言語化力が、そのまま武器になる

スマホの場合

原理を知らなくてもLINEは使える

タッチパネルを設計した人とLINEを作った人は別人。作れる人と使える人も別人でいい。

エンジンの仕組みを知らなくても、車は運転できる。

AIコーディングの場合

申し送り・IC・カルテが、そのまま指示文になる

私、Cを1行も書けません。それでもツールは動いた。医師の「言語化」が最強のプロンプトになる。

医療職にしかない強みが、ここにあります。

「エンジニアに頼むか、諦めるか」→「話しかけるか、諦めるか」。選択肢がひとつ増えた。
となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ4 / 8
となりのAIPrompt Anatomy

良い指示文には4つの要素がある

WHAT

何を作るか

体重→アセトアミノフェン用量を出すツール

目的を一文で。「解熱薬の計算ツール」でOK。

LOGIC

どう計算するか

体重 × 10〜15 mg/kg、最大 500 mg

数式と上限を明示。ここが出力品質を決める。

CONSTRAINTS

制約を書く

「医師の指示に従う」注意書きを添える

患者情報を入れない、という線引きもここに。

DELIVERABLE

出力の形を指定する

「◯mg〜◯mg」の形式で表示

「いい感じに」では伝わらない。形を決める。

この4要素 = 添付文書を読む構造と同じ

投与量・禁忌・剤形……あの読み方と構造が一致。医師はこれ、割と早く身につく。

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ5 / 8
となりのAILive Demo

120〜180mgが出た。この2つだけは外さない

完成画面 ─ Claude.ai Artifact

解熱薬 1回量 計算ツール

12

アセトアミノフェン 1回量の目安

120 mg 〜 180 mg

※使用は医師の指示に従うこと

収録時に実ツール画面に差し替え

今日一回だけ、安全ラインを言い切ります

1

患者情報は入れない

ダミーの体重だけ。ここだけは最初から決めてました。

2

出た数字は添付文書で確認する

「動いた」で終わりにしない。確認を必ずセットに。

動いたもん勝ち。この2つだけは外さない。
この線さえ守れば、あとはどんどん試していい。

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となりのAISafety Line

AIに渡していい情報・ダメな情報

NG ─ AIに打ち込まない

個人を特定できる情報

  • ×氏名・住所・生年月日
  • ×患者ID・カルテ番号
  • ×院内システムのパスワード
OK ─ 使ってよい

架空・公開・構造のみ

  • ○ダミー名・仮の体重値
  • ○公開ガイドラインの文章
  • ○添付文書の数式・用量表
「制約が思考を深くする」:「入れちゃダメ」じゃなく「入れないほうがいいものを作れる」。
となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ7 / 8
となりのAIKey Takeaway

作る → 共有する → フィードバック → また作る

01 作る

日本語で話しかけて1本

→
02 共有する

同僚に送る

→
03 フィード
バック

「これ欲しかった」

→
04 また作る

次の材料になる

次回予告 ─ 発展編 発2「実装」

今日の"困ったから作った一本"を、URLで渡せるWebアプリへ。
Claude Code で育てていきます。失敗談も含めて全部見せます。

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ8 / 8

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若手医師の現場ラジオ

次回 ─ 発2「実装」

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