まず、1枚のメモに落とす
スライドを1枚も作らないうちに、日時・タイトル・誰に何を約束するかだけを書く。
この回のメモには「このタイトルで何を約束しているか」という節がある。コードを書かずに=ハードルゼロ、小さな道具=持ち帰りが具体、体験=手を動かす。この3行が、あとの42枚すべての判断基準になった。
ここで決まらないものは、次の工程で必ず揺れる。
- 出た物
- 企画案 1本
- 日付
- 2026-05-24
- 分量
- 8,108 バイト
- 使う場所
- 資料ハブ
# AI/LLMワークショップ 企画案(確定版・バイブコーディング) ## 基本情報 - 日時: 2026年7月17日(金)15:00〜16:30(90分) - 会場: 北海道大学 エンレイソウ - 講師: 岡本 賢 - 主催: 第2回日本デジタル医学会年次学術大会 ## タイトル(確定) **コードを書かずに作る、医療現場の小さな道具 ─ バイブコーディング体験ワークショップ** ### このタイトルで何を約束しているか - 「コードを書かずに」: ハードルゼロ。プログラミング未経験OK - 「医療現場の小さな道具」: 持ち帰りが具体。汎用ではなく自分の現場 - 「体験」: 聞くだけでなく手を動かす → 医師・看護師・薬剤師・PT/OT・歯科・検査・栄養・医療事務、全職種に届く言葉に絞った。
この回は Markdown で書いた。ハブのテンプレを使えば、同じ内容が最初から HTML で残る。どちらでも次の工程は変わらない。
話す言葉を書いて、
枚数に割る
スライドより先に台本を書く。90分をどう使うか、どこが山でどこが谷かを、時刻で決める。
台本が決まったら構成表に割る。1行が1枚。各行に「主役ビジュアル」と「台本の何分か」を書くので、1枚も作らないうちに出来上がりが見えている。
削る順番も先に決めておく。押したときに何から落とすかを本番で考えないため。
「主役ビジュアル」の欄に書いた図解は、ほとんどが既にある部品。ゼロから描くものは少ない。
- 出た物
- 台本 + 構成表
- 日付
- 2026-07-03
- 分量
- 37,062 バイト
- 割った枚数
- 本編38 + 予備5
| 時刻 | ブロック | エネルギー |
|---|---|---|
| 14:45-15:00 | 開演前・助走(ログイン救済レーン) | 低・準備 |
| 15:00-15:04 | 自己紹介30秒+ゴール宣言+ログイン一斉確認 | 中・つかみ |
| 15:04-15:12 | 問い+ライブビルド(見せてから語る) | 高・第一の山 |
| 15:12-15:18 | Vibe定義+「正直な話」(脆さの証言まで) | 中→静・内省 |
| 15:18-15:27 | 5つの鉄則(テンポ速く保温) | 中・軽い座学 |
| 15:28-15:35 | Step0 業務書き出し+お題提示 | 中・作業の入口 |
| 15:35-15:52 | Step2 実装(前半) | 中・鋸歯 |
| 15:52-15:54 | 集団ビート(全員ストップ90秒) | 高・一体感の小山 |
| 15:54-16:03 | Step3 修正ループ(可変5〜8分) | 中・手応え |
| 16:03-16:05 | 省察ビート(言語化90秒) | 低・内省 |
| 16:05-16:10 | Step4 URL取得+投稿+ペア相互承認 | 中→高・達成の共有 |
| 16:10-16:22 | 共有タイム(接続ゼロ・時間の安全弁) | 高・祝祭 |
| 16:22-16:25 | 地図+安全+7/19送客 | 中→静 |
| 16:25-16:28 | 最初の一人へ(時代論を集約) | 頂点・大山 |
| 16:28-16:30 | 締め+動かなかった人への1文+メルマガ | 高→静・余韻 |
| # | スライド | 主役ビジュアル | 源 | 台本 |
|---|---|---|---|---|
| 01 | 表紙(新タイトル・岡本賢・小児科医/AMPL) | タイトル組版 | 流用01 | 0:00 |
| 02 | COI開示(1行×3・小さく誠実に) | テキストのみ | 新規 | 0:00 |
| 03 | 「手元でこのサイトを開いてください」QR+URL | QR大 | 新規 | 0:00 |
| 04 | ゴール「16:30に、自分のツールのURLを持って帰る」 | 大1行 | 流用03 | 0:01 |
| 05 | 問い「毎週5分以上消えている繰り返し。何か浮かびますか?」 | 大1行 | 新規 | 0:02 |
| 06 | 【画面切替】ライブビルドここから(講師用の目印枚) | ─ | 新規 | 0:04 |
| 07 | minaton(生成待ち小話用・トップ画面1枚) | スクショ主役 | 流用05改 | 0:06 |
| 08 | [opt] ライブビルド保険(生成失敗時のみ) | スクショ主役 | 新規 | ─ |
| 09 | Vibe Coding定義(Karpathy, 2025) | 「書く工程→話す工程」図解 | 流用04改 | 0:10 |
| 10 | 「正直、最初は地味です」 | 大1行 | 新規 | 0:11 |
| 11 | 「正直な話をします」 | 大1行(間を作る) | 新規 | 0:12 |
| 12 | 成育40名・10%→80% → 愛育でまた一人 | 図解主役 | 新規 | 0:13 |
| 13 | 「2026年のAI = 1995年のインターネット」 | 年表ミニ図解 | 新規 | 0:16 |
15:00から16:30まで、全ブロックそのまま。
この回の42枚も、フロー図・2x2・階段バー・KPI大数字といった既にある部品を並べて組んでいます。ゼロから描いたのは図解の中身だけです。
構成表の1行が、1枚になる
ここでデザインは選ぶだけ。会社紹介なら Modern、学会なら Logic、症例なら Clinical、表紙のヒーローなら Noir。様式が決まるので、決めるのは中身だけになる。
この回は白エディトリアル。本文1.4rem・図解が主役・差し色はティール1点という基準を全42枚に通した。
下が本番で投影した現物です。矢印キーでめくれます。
- 出た物
- デッキ 1本
- 枚数
- 42枚
- テーマ
- 白エディトリアル
- 本番
- 2026-07-17
表紙の写真は差し替え可能な素材。章扉の背景と写真のストックは Assets にあります。
終わってから、
残す場所を決める
発表が終わった資料には、その場で1行だけ聞くことにしている。「これ、過去の作品に入れますか」。
入れると決めたものだけが一覧に並ぶ。下書き・院内向け・社外秘は入らない。自動では入らないのがこの工程の要点です。
一覧の正本はテキスト1行。増やすのも減らすのも、この行の足し引きだけ。
- 出た物
- 一覧のカード 1枚
- 正本
- past-works.tsv
- 判断
- 毎回、人が決める
- 現在
- 27作品
jsdmh-ws - 講演・ワークショップ 日本デジタル医学会 ワークショップ ハンズオン ・ 42枚 https://jsdmh-ws-2026.vercel.app/slides/deck/
この1行が、下のカードになります。表紙はデッキの1枚目から自動で切り出したもの。
残るのは、
HTMLが1ファイル
最後に手元に残るのは、テキストファイルが1つだけ。アプリもアカウントも要らない。ブラウザで開けば再生でき、印刷すればPDFになる。
中身は読める形で残っている。5年後に開いても、文字を直せば直る。誰かのサービスが終わっても消えないのが、この形を選んでいる理由です。
- ファイル数
- 1
- 行数
- 1,035 行
- サイズ
- 95,882 バイト
- 外部依存
- Webフォントのみ
<section class="slide slide-title slide-photo photo center title-ward"
style="background-image:url(assets/cover-title-ward.png)">
<p class="label">Medical Vibe Coding ・ Hands-on</p>
<h1>生成AI/LLMで、<br>コードを書かずに作る<br>医療現場の小さな道具</h1>
<p class="sub">バイブコーディング体験ワークショップ<br>
岡本 賢(愛育病院 小児科/AMPL Inc.)</p>
<span class="cap">2026.07.17 ・ 第2回日本デジタル医学会 × 北大HELIOS ・ エンレイソウ</span>
</section>
見た目の指定はこのファイルには入っていません。slide-title のような名前でテーマ側のCSSを呼ぶだけ。テーマを替えれば、同じ文章のまま様式だけ変わります。